ついに内定をもらい受諾した私。そこから大きなハードルが待ち構えていました。
強烈な引き留め
上司に辞職の意向を伝えました。すると、そこから数日間、私への引き留めが始まりました。そこまで考えてくれていたのかと思うようなことばかり、ありがたいお言葉をいただきました。社内での評価が非常に高いことや、今後管理職として考えていることなど。気持ちが揺らぎそうになりましたが、当時の私は、すでに気持ちが次に向いていたので、今同じお言葉をいただければ、「会社のためにもう一度頑張ろう」と奮起していたかもしれませんが、そんな気にはなれませんでした。むしろ、私が転職というアクションを起こして、内定をもらったこのタイミングと縁が、私が進むべき道なのだろうと思っていました。そして、上司の方も最後は背中を押してくれました。
最終出社
最終出社まで2ヶ月ほどありましたが、引きずり資料を作りながらも、今までと同じ仕事をしていました。そしてありがたいことに、上司やメンバーが送別会まで開いてくれました。抜けることで迷惑をかけるのに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そして最終出社日に、上司の方がとてもありがたいお言葉を仰っていただきました。それは「いつでも門戸を開いて待っているから、何かあったら戻ってこい」と。私にとっては、涙が出る程嬉しいお言葉でした。そして私はそのお言葉をお守りとさせてもらって、退職しました。今となれば、あのお言葉をいただいてなければ、今の出戻り転職はなかったと思います。それだけ、人との縁や出会いは重要なのだと、改めて実感しました。
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