出戻り転職までの道のり（#7）

前職の上司に相談

八方塞がりな状況に陥った私は、悩んだ挙句、前職の上司に恥を忍んで相談することにしました。「困ったらまた連絡をしておいで。ただ数年は頑張れ」と言われていたのに、数ヶ月での相談となるので、ほぼダメ元で相談しました。まずはメールで相談。すると翌日、詳しく話を聞きたいということで、電話で話を聞いていただくことになりました。怒られる覚悟で電話をしたのですが、怒られるどころか、いのいちばんに私の状況を心配してくれました。私は涙が出そうになりながら、現状を伝えると、ひとまず、再雇用が可能かどうか動いてくださるとのことでした。

数日後に

数日後に、相談した前職の上司から電話がありました。内容は、再雇用がOKという連絡でした。私は驚くばかりでした。なぜなら、色々根回し等が必要で、1か月ほど時間を要すると言われていたからです。私は、辞める際に、大変迷惑をかけていたにもかかわらず、ここまで親身になって動いてくださったことに心を動かされました。ネットで出戻り転職について調べていたら、面接があるような内容がほとんどでしたが、私は書類選考は面接などもなく、そのまま採用に至りました。

現職への退職願い

翌日、現職の上司に退職の意向を伝えました。もちろん、相当な引き留めにあいました。そして、経営層まで出てくる羽目になりましたが、しっかりの私の意向を尊重してくれました。しまいには数ヶ月しか在籍してないにも関わらず、短い間ながらともに仕事をした同志なので、「また何かあったら戻ってきてください」とあたたかいお言葉まで頂戴しました。私はめぐり方々の優しさに、改めて感謝するばかりでした。

その後、数ヶ月後に、私は前職に戻ることになりました。